日本語は生き残れるか

経済言語学という、日本では新しい分野の試みとして書かれた本です。


これまで言語学の世界にあったタブーを、あえて破ろうという意欲的かつ挑戦的な本です。  


そのタブーとは…。

言葉の格差の存在を認めることと、言葉の市場価値、つまり値段で説明しようということ。



言葉に値段をつける…、日本語教師なら(日本語教師じゃなくても、かもしれませんが)大抵の人が反発しそうですがですが、海外で日本語を教えていると、否が応でも実感することです。


我がベトナムでは、ネイティブスピーカーが教える英語学校は、ネイティブ日本人が教える日本語学校と約10倍の格差!があります。


うちは月$20ほどで高い高いと言われていますが、英語学校は5週間で$200。それでも生徒はひきもきらないほど集まります。一番高いのはBritish Council で、5週間$300です。


この差はいったい何なの???


これだけ差をつけられると、きれい事は全く通じない、言語の市場価値というものが厳然としてあることを思い知らされます(笑)。


「日本語の海外における人気は、日本の経済力と日本語能力が実益につながる地域に限られる。」


日本語の現在の状況を、実に客観的に表しています。


日本語は生き残れるか―経済言語学の視点から

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